GABRIEL AMARGANT 『First Station』 2009/2/1

FSNTというとだいぶとんがった作風をイメージされる方も多いと思われますが、こちらコンテンポラリーな雰囲気はフレーヴァー程度。正統派ハード・バップ・ファンやモダン・テナー・ファンの耳に訴え、なおかつ現代的な肌触りもしっかり感じさせる秀作であります。うまいこと自然に「いいとこどり」できている、ということでしょうか。それにしてもこのガブリエル、1986年生まれで録音当時21歳というから驚き。まずはいかにもテナーらしい音色が魅力の彼、地元スペインではすでに大人気とのことで、今後は頻繁に名前を聞くことになるかもしれませんね。