ROLAND KIRK 『RIP,RIG & PANIC / NOW PLEASE DON'T YOU CRY, BEAUTIFL EDITH』 2006/11/30

片方のアルバムは持ってるからなぁ、という方にも、決して損はさせません。『RIP〜』の方は、エルヴィン・ジョーンズ! ジャッキー・バイアード! リチャード・デイヴィス! という一癖も二癖もある超一流ミュージシャン達全員が最高の関係性の中で死力を出し合った、全ジャズ作品の中でも指折りの演奏。それでいて鳴っているのはあくまでカークの音楽。録音の迫力も特筆物。一人でも多くの人に聴いてほしい最高の名盤です。『NOW〜』の方には哀愁漂う表題作、「BRIGT MOMENTS」を彷彿とさせる「WHY DON'T THEY NKOW」、ノリノリで実に楽しい「FALL OUT」など、カーク作曲の中でも指折りの佳曲たちが顔をそろえます。作曲家としてのカークの才能を味わうにも絶好の作品でしょう。お買い得にもほどがあるコンピ盤。