ZANUSSI FIVE 『ALBORADO』 2006/12/22

近年北欧の様々なバンドで目覚しい活躍を見せているベーシスト、ペール・ザヌッシ率いるクインテットの最新作。Trondheim Jazz Orchestraのコンポーザー兼プレイヤーであるEirik Hegdal、そして数々のバンドでザヌッシと共演し、先日のMZN3+Y来日公演でもザヌッシと供に圧巻のパフォーマンスを見せた大注目の男シェティル・メステルなど、超強力なサックス3管フロント。全体的な音の傾向としてはフリー/即興寄りではなく、構築・構成されたアンサンブルが聴きもの。全ての楽曲をザヌッシ自身が手掛けていて、その冷涼、剛健、直実なサウンドは彼自身の佇まいを思わせ、その世界観が表れているかのよう。勿論、ソリストの猛烈な暴れっぷりも期待通り。このメンツなら当然なのかもしれませんが、素晴らしいです。ご注目を!